見覚えのあるお顔が近づいてきた
キッチンカーの準備を終えて、さあ今日も、と思っていたそのとき。
人混みのなかに、見覚えのある笑顔を見つけました。 「またきたよ〜!」その一言だけで、胸がいっぱいになってしまう。
返す言葉を探すより先に、なんだかこみあげてくるものがあって。 こんな感覚、何度経験しても、うまく慣れることができません。

キッチンカーだからこそ、会いにきてくれる重み
キッチンカーという仕事は、毎日同じ場所で待っているわけではありません。
天気を見ながら出店場所を決めて、駐車スペースを探して、それでも「今日はここで」と旗を立てる。
そういう日々の積み重ねのなかで営業しています。
だからこそ、わざわざ探して足を運んでくれたお客さまの存在が、ことさらにあたたかく感じます。
固定の店舗であれば「近くを通ったついでに」という来店もあるでしょう。
でもキッチンカーに来てくれるということは、ある意味で「会いにきてくれた」ということでもある。

何度聞いても慣れない、うれしい言葉
「おいしかったから」「友達にも教えたよ」こういう言葉は、何度聞いても慣れることがありません。
毎回、じわじわと心に沁みてくる。作ってよかった、今日もここに来てよかった、と思わせてくれます。
誰かに紹介してくれたという話を聞くと、その方のことを想像して、まだ会ったこともないのになんだか嬉しくなる。
そういうつながりが、少しずつ広がっていくことが、この仕事の静かな喜びのひとつです。

続ける理由は、いつもあなたがくれる
メニューも、接客も、まだまだ未熟なところがたくさんあります。
仕込みがうまくいかない日も、思ったより人が来ない日も、正直あります。
そんなときに「また来たよ」と言ってくれる人がいるということが、もう一日続けようと思わせてくれる一番の理由になっています。
上手にできていないことより、また来てくれたという事実の方が、ずっと大きく響きます。
うまくなろうとする気持ちも、再来店してくれるお客さまがいるからこそ生まれてくる。
続けることの意味を、毎回あなたが教えてくれている気がします。
今日も、どこかでまた会えますように。
来てくれるあなたのために、精一杯つくります。

自家焙煎コーヒーライフ/ライフさん
投稿日:火曜日&木曜日20時/ふとした時、会いに来てください。

























