キッチンカーをどう進化させるのか

最初のメニューは「仮説」でしかない

キッチンカーを始めた頃、メニューを決めることにずいぶん時間をかけた。
どんな豆を使うか、どんなドリンクを並べるか。でも実際に出店してみると、「準備していた答え」より「お客さまとの会話」のほうが、ずっと多くのことを教えてくれた。
最初のメニューは完成品じゃなく、あくまで出発点。
現場に立ってはじめて、何が必要で何が余分かが見えてくる。

季節と場所がメニューを動かす

炎天下のマルシェではアイスコーヒーが飛ぶように出て、涼しい朝市ではホットを両手で包んでくれる方が多い。
場所の空気感や、集まる人の層によっても変わってくる。
季節と場所に合わせて柔軟に動かすことで、そのときその場所にしかない一杯が生まれていく。

お客さまの反応が一番のヒント

「これ、また飲めますか?」という一言ほど、メニューを育てる言葉はない。
逆に、静かに消えていくドリンクもある。それはそれで大事なフィードバックだ。
アンケートではなく、表情や会話の中にヒントがある。
何度も足を運んでくれる方が「今日は何が新しい?」と聞いてくれるようになったとき、メニュー作りが単なる商品開発じゃなく、人と人のやりとりになっていると実感する。

メニューは完成しない、育ち続けるもの

固定店舗と違って、キッチンカーのメニューに「完成形」はないのかもしれない。
場所が変わり、季節が変わり、顔なじみのお客さまが増えるたびに、少しずつ形が変わっていく。
それを「不安定さ」ではなく「余白」と捉えるようになってから、メニューを更新することが楽しくなった。
コーヒーを通じて人が繋がるハブでありたいと思うなら、メニューもまた、その繋がりの中で育つものだと思っている。
新たなキッチンカーに向けて少しずつ進化の過程も楽しんでいこうと思う。

自家焙煎 コーヒーライフ/ライフさん
投稿日:火曜日&木曜日20時/ふとした時、会いに来てください。

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