キャンプ飯開発の裏側

きっかけは、10年分のキャンプ経験

キャンプ飯メニューを考え始めたきっかけは、特別なことではなかった。

もう10年以上、休みのたびに山や川へキャンプに出かけてきた。
焚き火を囲み、料理を作り、コーヒーを淹れる。

その時間の心地よさを、キッチンカーに来てくれるお客様にも味わってもらえないか。
そんな単純な思いから、メニュー開発は始まった。

キャンプで自分が実際に作って美味しかったもの、何度も繰り返し作りたくなったものを、まずリストアップするところからのスタートだった。

「屋外で美味しい」を追求する難しさ

キャンプ飯とコーヒーの相性を考えるうえで、一番悩んだのは「屋外だからこそ美味しい」という感覚をどう再現するかだった。

同じ料理でも、外の空気の中で食べると味わいが変わる。
焚き火の匂い、風の音、少し不便な環境。
そうした要素込みで「美味しい」と感じていたのだと、メニュー開発を通して改めて気づかされた。

キッチンカーという限られた設備の中で、その空気感をどう再現するか。
試作を重ねながら、器の選び方、盛り付け一つにもこだわるようになった。

試作と試食を繰り返す日々

メニューが形になるまでには、数えきれないほどの試作があった。

分量を変え、調理時間を変え、コーヒーとの組み合わせを何度も試す。
自分だけでなく、周りの人にも味見をしてもらい、率直な感想をもらう。

「もう少し香ばしさが欲しい」「コーヒーとの間隔が短い方がいい」。
そうした声を一つずつ反映していった。

地味な作業の繰り返しだったけれど、少しずつ理想の一皿に近づいていく過程は、キャンプそのものの楽しさに似ていた。

キャンプ飯が繋ぐもの

今、キッチンカーで提供しているキャンプ飯メニューには、そうした試行錯誤の時間がそのまま詰まっている。

一皿を通して、キャンプの心地よさや、屋外で過ごす時間の豊かさを、少しでも感じてもらえたら嬉しい。
そしてその先に、コーヒーを介した会話や出会いが生まれていけば、これ以上のことはない。

これからも、キャンプ経験を活かしながら、新しいメニュー開発を続けていきたいと思っている。


ライフさんのブログ投稿日:火曜日&木曜日20時

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