なぜ「移動する」コーヒー屋を選んだのか

待つ店ではなく、会いに行く店

一つの場所に根を張り、お客様が来てくれるのを待つ。
それも一つの形だとは思う。けれど自分の中には、もっと単純な思いがあった。
「会いたい人のところへ、自分から出向きたい」という気持ちだ。
キッチンカーという形は、その思いをそのまま形にできる手段だった。
場所を選ばず、必要としている人のいる場所まで、コーヒーを運んでいける。

一つの場所に留まらないことの意味

移動するということは、毎回ゼロから関係を築き直すということでもある。
同じ場所で長く商売をすれば、積み重ねの強さがある。
でも移動することで出会う、その日その場所だけの一期一会にも、同じくらいの価値があると思っている。
マルシェで、公園で、住宅街の一角で。
行く先々で違う顔ぶれ、違う会話が生まれる。
その都度、自分自身も新しく試される感覚がある。それが心地よくて、今も続けている。

「ここでしか会えない」という価値

キッチンカーだからこそ生まれる出会いがある。
たまたま通りかかった人、たまたまその日その場所にいた人。
決まった店舗であれば起こらなかったはずの出会いが、移動することで日々生まれていく。
「今日はここにいるんだね」と声をかけてもらえることも増えた。
移動するからこそ、会えたときの嬉しさが、少し特別なものになる気がしている。

移動することは、関わり続けること

振り返ると、移動を選んだ理由は、単に身軽さや自由さのためだけではなかったのだと思う。
一つの場所に留まらず、いろいろな人、いろいろな地域と関わり続けたい。
そのために、自分から動く必要があった。
これからも、キッチンカー一台で、いろいろな場所へ出向いていく。
そこでしか生まれない出会いを重ねながら、コーヒーという小さなきっかけを届け続けたい。

自家焙煎 コーヒーライフ/ライフさん
投稿日:火曜日&木曜日20時/ふとした時、会いに来てください。

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